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キュレーションサイトの弊害

独り言なので、初回からぶっ飛ばしていきたいと思います。

 

私は現在Webライターをはじめ、主に文章を書く事を生業としている。

なので以前少し話題になったキュレーションサイト騒動は、他人事ではない。

 

正直私は【○○観光5選!】と言った類の記事が嫌いだ。

 

自分できちんと取材をし、自分なりの意見をまとめたものなら話は別だが、Webに転がっているほとんどの~選!記事は他人の写真や文章、ブログをパクって作成された物である。

クラウドなんとかやランなんとかというサイトではこの類の記事を作成するライターを募集する時、リライトだのなんだので聞こえのいい様に書いている会社が殆どであるが、パクリである事には変わらない。これは有名ライター:ヨッピーをはじめ、「取材をきちんと行い記事を作るライター」達が口をすっぱくして警鐘を鳴らしていた事も記憶に新しい。

 

MERYが閉鎖され、Webライター業界も少し平和が訪れるかな?と私はしがないライターながらにも一安心していたのだが、事はそう簡単ではなさそうだ。

実際まだ同じようなまとめサイトが横行しているのが現状である。

 

「オリジナル記事を作ってみて。まずこんな感じで企画を出してみて」と新人ライターに依頼をしても、「○○な観光地○選!」という感じの、まとめサイトから飛び出してきたのかな???という物を平気で提案される事がどこの媒体でもあるそうだ。

まとめサイトが横行したWeb媒体に慣れてしまった若い人材は、それが正解だと思ってしまいがちだ。

 

もちろん、全て1から構成をし、ある程度の取材を行うなら、記事としてとても読み応えのある物になるだろう。しかしふたを開けてみると、どこかの掲示板やまとめサイトから持ってきたネタをいじくっただけの物が殆どなのだ。

少し検索をかければ、すぐに「ああ、ここから持ってきたな」という事が分かるのである。

また、取材許可のとり方もわからず、版権モノ等を勝手に記事にしてしまう人もいる。

 

パクリはいけない、取材許可をもらう方法等、まっとうな媒体ならどれも教えてくれるはずなのだが、まとめサイトは基本ライターに丸投げなので、一切そういう教育はしない。サイト側は「何か言われたら消せばいい」というスタンスなのだから。教育コストも時間もかけたくないのだろう。

 

ライターを始めるような人は、自分の記事に愛着を持つような人種が殆どではないかと私は考えている。

もし自分が丹精込めて書いた記事が法に触れていたり、掲載したお店や場所に嫌がられるなんて、まるでわが子を否定されるのと同じではないのだろうか。

少なくとも時間をかけて執筆したものが、いとも簡単に「文句言われたから消すね!!」と言われてしまって、悔しい気持ちにならないのだろうか。

そうならない様に先方に「許可」という物をとり、版権物なら「監修」をしてもらうのだ。

店内にいた店員さんを捕まえて。「掲載していいですか?」「いいですよ」なんて簡単な話ではないはずだ。それがわからない、しない人がどうも多い気がする。個人のブログなら特に許可はいらないが、記事になるとまた別なのに。

 

特にキュレーションサイトでしか執筆してこなかった人は、悪気なくこんな事をしでかす。その人たちが悪いのではなく、私はそんなライターを量産したキュレーションサイトがどうしようもなく無責任に、「文字書き」という畑を踏み荒らしているようにしか私には見えない。そんな人たちも、しっかりと教えれば立派なライターになるのに、経験すべきことをさせず安い賃金で依頼を繰り返し、無駄に近い時間を過ごさせているのだ。これを搾取と言わずに何と呼べばいいのだろう。

 

MERYが閉鎖に追い込まれたとは言え、その他のサイトは健在である。

パクリであることは、1から構築していったクリエイターやカメラマンにとって胸糞どころじゃない話でもあるが、その上この様なサイトは「パクってもOK、許可無しでもOK」と悪気なく思ってしまうライターを量産しているのだ。

 

まとめサイトを全て取り締まるのは不可能に近いと思うので、今一度、文字書きには「記事」という物がどの様なあり方であるべきなのか、じっくりと考えて欲しいと、ぺーぺーながらも業界を憂いてしまうあゆみんなのであった。

 

 

熱こめすぎてお腹すいたわ